ソール・ライターとE-1

 写真集「まだ見ぬソール・ライター」を読んでいて、気になる記述が(マーギット・アーブ、本文14ページ)。

ソールがフィルムで写真を撮っていたのは2004年までで、2005年以降はデジタルカメラに替えている。そこにはいっさいの躊躇もなく、新しいテクノロジーの世界へ飛び込んでいった。その年、オリンパスからソールにとって最初のデジタル一眼レフとなるカメラが提供されると、私にマニュアルと一緒にカメラを家に持ち帰らせた。そして1週間後、私がカメラをソールに返し簡単に使い方を説明すると、「OK!」とばかりに、すぐに撮影し始めた。

オリンパスのデジタル一眼レフとは、2003年発売のE-1のことだ。そのことは、2020年のソールに関する投稿でも書いていた。そして、70ページの写真で、数あるカメラの中で左上角に位置し、軍艦部を上から撮ったのが、やはりE-1だった。オリンパスにとってエポック・メーキングなカメラであり、愛蔵する機材でもあるので、嬉しかった。

初日の出

 明けましておめでとうございます。東京地方の日の出は6時51分と聞いて、外に出ると、意外にも西の空に月。有明の月かな。これも一応撮影しておいてから、新宿副都心に昇る初日の出を撮影。

紅葉もラスト

 数日ぶりで訪れた蚕糸の森公園。大銀杏の葉もだいぶ落ち、紅葉も最終盤。ほとんど撮るべきものもない中で、一本の楓とヒマラヤスギの共演が見事。青空バックに異彩を放っていた(LX100で撮影)。

蚕糸の森公園の銀杏

 杉並蚕糸の森公園は、銀杏の紅葉がピークを迎えていた。太い幹の周囲は落ち葉が積もって黄色い絨毯のよう。晩秋、自然が輝きを増している。