秋は夕暮

 夜明け頃に目が覚めて、日の出がきれいだなと思い撮影。なかなかこの時間には起きないのだけれど。これとは別の日に、日没が美しいと感じてカメラを持ち出してみた。「秋は夕暮。夕日のさして山の端いと近うなりたる・・・」と枕草子にもある通りに秋の夕暮れは何ともいえない。山とはいかなかったが、ビルの端に沈む夕日を撮影。

ピンクライトアップ

 気がつくと都庁のライトアップがピンクに。毎年10月は「乳がん月間」ということで、乳がん早期発見のシンボルである「ピンクリボン」にちなみ、キャンペーン期間中都庁ほかの施設で、ライトアップするのだという。21日までというから明日限りで見納め。

中秋の名月

 今宵の空には中秋の名月がぽかりと浮かんだ。東京は朝方小雨が降って心配されたが、昼過ぎから次第に天気が回復。午後7時半頃にはビル群の上に、ちょっと黄色い月が輝いた。ビルの夜景と月を同一フレームに入れると露出が難しい。夜景に合わせると、月が露出オーバーになる。月に合わせると夜景が沈む。というわけで、多重露出で撮影。機材はOLYMPUS E-5で、レンズはZD 50-200mmをひさびさに持ち出した。満月をファインダーで確認しながら撮影するには、EVFより光学ファインダーの方がやりやすい。

蝉しぐれ

 8月ももう終わりだけれど、相変わらず猛暑の日々。もしかしたら冷夏かもなんて話をしたのも笑い話だ。蚕糸の森公園を通れば蝉の大合唱に包まれる。アブラゼミやらミンミンゼミやら、蝉時雨とはよくいったものだ。携帯していたLX100で撮影。

百合の花

 Eテレの趣味の園芸で「万葉集の花」という企画があって、第4回は「ユリ 清香の花は永遠に」というタイトルでオンエアされた。その中で、大伴家持の歌が紹介された。「あぶら火の 光に見ゆる我が蔓(かづら)さ百合の花の 笑(ゑ)まはしきかも」万葉集巻十八
これにインスパイアされて百合の花を撮りたいと思ったものの、なかなか市中に見あたらないのだった。都知事選の日に、投票を終えて帰る途中、路地で百合の花を発見。後日撮影したのだけれど、調べてヤブカンゾウと判明。ユリ科ワスレグサ属だから、百合の仲間ではある。他にもないかなと画像のストックを漁ってオニユリを発見。これは立山の室堂平、みくりが池で撮影したものだ。