月と桜

 東京の桜も絶頂を迎えている。夜、見上げるとぽっかりと月が浮かんでいた。これが多分最後のチャンスと考えて、多重露出で撮ってみた。E-5にZD50-200という組み合わせ。使い慣れているので一番しっくりくるのだった。月は望遠端で撮ったから35ミリ換算400mm相当ということになる。本来は三脚が必須だけれど、楽をして手持ちで撮った。それでもなんとか撮れてしまうのは、強力な手ぶれ補正のおかげ。4日は皆既月蝕だから、E-M1でインターバル撮影と考えていたが予報では無理のようだ。これから天気は崩れて来そうで残念。「花に嵐」の例え通りだ。

夜桜二題

 月と桜の古木。いずれも綺麗なのだが同時に撮るのは難しい。多重露出ならそれぞれ露光時間を変えて撮ればいいのだけれど。夜風に揺れる桜を止めて撮るには一定のシャッタースピードが必要。そのためにISO感度を1250まで上げてみた。そうなると月は露出オーバーになってしまう。一方の枝垂桜は街灯のおかげで露出面で苦心することはない。まだ植えられて日が浅い木だから、今後の生長が楽しみだ。

千鳥ヶ淵

 九段下から田安門、日本武道館にかけての桜は満開一歩手前といった感じ(28日時点)。何度も眺めているけれど、千鳥ヶ淵の桜は見事。ソメイヨシノが折り重なるようにつながって水面を染めていた。ボートから見上げる桜もいいのだろうな、とちょっと羨ましい。

春の古本まつり

「神保町さくらみちフェスティバル」と銘打って、春の古本まつりをやるという。桜の開花宣言も出たことだし、様子見がてら出かけてみた。半蔵門線の専修大側の出口から地上に出て、歩道に出張っているワゴンを覗きながら歩いて行く。一々チェックしていると相当の時間を要する。神保町交差点では、甘酒のお接待に預かってしばし休憩。駿河台下交差点近くにある讃岐うどんの「丸香」で昼食と考えて行ってみると、長い行列だった。土曜の午後とあって30人くらい並んでいる。まあ、せっかく来たので最後尾についた。上から桜の花が房ごと落ちて頭に当たるのが何とものどかというしかない。半時間くらいで入店、店内は撮影禁止である。かけうどんと上天を注文して頂く。いりこでとった出汁は確かにうまい。コシのきいた麺も申し分ない。古書店街に戻ってゆるゆると九段下の桜並木を目指して歩いた。

クリスマスツリー

 東京駅に行ったので、周辺のビル街を散策。丸ビルのクリスマスツリーは順番で子供がお立ち台に立てるようになっているようです。さらにKITTEに寄ってみると、巨大なツリーが吹き抜けの真ん中に立っていてビックリ。まるで雪景色のようで圧倒的でした。