ターナー展

 教育テレビでターナーの特集をやっているのを見て、突き動かされるような衝動に駆られた。東京都美術館は初めて(美術館に行くなんて何年ぶりなんだろう)。風景画家としてあまりに有名であり、英国最高の巨匠といわれるターナー。ロンドンのテート美術館所蔵の油彩、水彩、スケッチなど名品の数々が企画展示室のB1から2Fフロアにわたって展示されていた。それは圧巻であって、離れて眺め、細部を検討、さらに解説を読む作業を繰り返す。集中度を高めるのにもエネルギーを消耗、後半は疲れてしまったほど。荒々しい波の表現が心を打った。海戦・水葬・嵐といずれの絵も素晴らしい。ターナーの道具箱も展示してあった。当時、顔料は豚の膀胱を容器にしたものが使われていた。たった一つ、発明されたばかりの絵の具チューブが収められていた。おそろしく高価であったに違いない。テレビで紹介していた蒸気機関車の絵は展示がなかった。これは残念だった。線路の先の方を走っている兎の姿が見たかったのだが。

銀杏と神社

 季節はめまぐるしく進行、師走に入った。もみじの紅葉もほぼ終了、街路樹の銀杏が黄色く染まっている。青梅街道沿いの銀杏もきれいだが、地元の小さな鎮守社も傾きかけた日差しを浴びてはっと息をのむ美しさだった。それを表現するのにXZ-2のアートフィルター「ジオラマ」の力を借りた。コントラストが極端に誇張されている。

奥多摩にて

 台風27号が過ぎて、朝から快晴。このところ週末は悪天候続きだったので、ひさびさの外出日和。向かったのは奥多摩の小澤酒造。貯蔵タンクからしぼり出されたばかりの原酒「一番汲み」をゲットしようという魂胆で。25日に出荷されたばかりの「新酒しぼりたて」無調整瓶詰めという限定品だ。「一番汲み」という名は今シーズンの造り初めという意味らしい。無濾過の生酒だから、流通も殆どない。蔵元で直接購入するか、わざわざ沢井まで仕入れに来る酒屋に頼むしかない。醸造所に併設の清流ガーデン「澤乃井園」の売店で入手。開栓までのワクワク感といったら・・・。

巾着田

 ことしは秋の進行が早い。曼珠沙華を撮りたいと思って出かけた日高市の巾着田は、21日にはすでに見頃になっていた。地元の人の話では、早咲き、遅咲きの群生地とも一気に開花したのでシーズンは短いとのこと。もしかしたら紅葉の時季も短いのかな?

夏の記憶

 朝夕の涼しさで、夏が過ぎて行くのを感じる。日中の気温はまだまだ高いのだけれど。夏の思い出も数ある中で、数年前の沖縄離島の旅から写真をピックアップしてみた。ちょうど台風が来ているけれど、竹富島は大丈夫だろうか?