沖縄デザイン

 イベントで出かけた渋谷ヒカリエ8F d47MUSEUMで見かけた沖縄の物産。沖縄をデザインの目線から紹介するトラベルガイド『d design travel 沖縄』発売と連動した企画展だという。一つ一つの展示が雑誌の1ページであるかのようなセンスを発揮している。

遠野の民家

 遠野の町並みは、単に古びているというより「忘れられた時間」を感じさせる。「時代に取り残された」といった形容が当たっているだろうか。その雰囲気は小樽にもちょっと似ていて好ましいものである。民家には格子窓や格子戸が多用されている。また至るところに蔵が残っており、なまこ壁が情緒を醸し出している。それらを眺めながら散策するのも気分のいいものだ。

遠野にて

 東北沿岸を巡る旅に出て、途中の遠野市を歩いていて見つけたマンホールの蓋。遠野物語の舞台でもあるし、民話の宝庫。その代表が河童伝承。町を歩けばノスタルジックな建物にも出会う。何枚も写真を撮った中でピックアップするのがこれ。なんだか町の雰囲気を表しているとも思うから。

四谷見附橋

 所用があってJR四ッ谷駅で待ち合わせ。乗り換え以外では使わないので地上へ出ることも滅多にないけれど、桜の季節は実に美しい。今頃は橋の手すりに絡み付いた蔦植物の緑が鮮やかだ。橋の名は「四谷見附橋」といって、隣接の迎賓館とデザイン的に調和するようにネオ・バロック様式の装飾が施されたという。似た感じの橋灯が代官山の旧山手通りに架かる橋にも見られる。

益子陶器市

 益子陶器市を訪ねるのは3年ぶり。本来は有田焼の繊細な美しさが好きなのだけれど、生活に根付いた益子焼の純朴さも捨て難い。連休中とあって下館からの真岡鐵道は家族連れで満員。関東の駅百選に認定の益子駅から1.2キロ歩くと城内坂。この辺りには道の両側に即売のテントが林立、まさに陶器市という賑わいぶりだ。今春の陶器市のテーマは「マグカップ」ということで各店頭には意匠をこらしたカップが並んでいた。中には益子焼とは思えないブルー基調の焼き物も飾られていた。