雨模様の土曜日。新宿西口で用事を済ませ、地下通路を新宿駅に向かって歩いていると、「新宿の目」が。スバルビルが閉鎖されてもこのオブジェは健在と聞いていたが。何ということだろう、大事な瞳にカバーが当てられているではないか。どうやら誰かが傷つけたのか欠損したらしい。テレ朝の「スーパーJチャンネル」でも取り上げられ、製作者と修復について検討中とのこと。製作者とは彫刻家の宮下芳子さんのこと。そのことは以前に別のエントリーでふれた。
関帝廟
横浜中華街で会食の機会があったので、ついでに関帝廟まで足を伸ばした。この十年余りで中華街の様子も随分と変わった。大衆的な店が増えたようだ。流行りのタピオカミルクティーの店も目につく。修学旅行で来ているのか、制服姿の女の子を多数見かけた。関帝廟の階段を上がると、線香の香りが辺りに漂っていた。
新井薬師アンティーク・フェア
新井薬師の近くまで買い物に来たついでに、梅照院に寄ってみようと思いついた。そういえば、第1日曜日は骨董市をやってなかっただろうか。現地を踏むと、果たせるかな骨董市を開催中であった。正式には「新井薬師アンティーク・フェア」というらしい。ついつい焼き物や蕎麦猪口に目が行ってしまう。矢羽根の柄が好きなのだがあまりないなぁ。びっくりしたのは真空管の店が出ていたことだ。古いコンデンサーやらダイヤル、マイクなどもある。このての店は初めて見た。ちょうど秋葉原でパーツを漁る感覚に近い。真空管でアンプを組み立てる人なら面白いに違いない。
ミッドタウン
久しぶりに六本木の街へ。サントリー美術館で開催中の展覧会が目的。東京ミッドタウンになってから初めて来たことになる。その昔、六本木に事務所があって通っていた。旧防衛庁があって、六本木食堂があった時代だ。交差点の角に誠志堂書店があって、その並びに香妃園があった。上司に鶏煮込みそばをご馳走になったことなどを思い出す。書店はすでになく、香妃園は他所に移転してしまった。諸行無常というしかない。
都会の化石
都心に出たついでに日本橋の三越まで足を伸ばした。大理石の階段に化石があることは以前から知っていた。いつか見てみたいと思っていたのだ。件の化石は本館中央ホールの1階から2階に上る階段の壁にあった。アンモナイトともう一点、ベレムナイト。べレムナイトとは白亜紀に絶滅した軟体動物門の一分類で、コウイカに近い種であるらしい。化石なら博物館に行けば見学できるわけだが、身近な空間にあるというのがいい。眺めていると、太古の時間に思いが飛んでいった。