浜松町にて

 新橋で用事を済ませたあと、時間が余ったのでJR浜松町駅で降りてみた。目的は山手線外回り・京浜東北線ホーム端にある「小便小僧」だ。この時期だからきっとかわいい衣裳をつけているんじゃないかな、と思ったら案の定だった。サンタ姿の小僧を撮っていると、タイミングよくN700系の新幹線が来た。

逆光もみじ

 朝もみじの下を通るとき、初冬の木漏れ日が美しかったのでE-M1を持ち出して撮影してみた。レンズはM.Zuiko Digital 40-150を使って。もみじは逆光気味に見るのがいい。東京の紅葉も終盤にさしかかっている。庭を歩くと落ち葉がカサカサと音を立てている。12月は時間が加速度的に進行するような気がする。

シロバナヒガンバナ

 白花曼珠沙華とも、リコリス・アルビフローラとも呼ばれるらしい。赤い花はよくみかけるけれど、白は珍しく神秘的に思われる。緑とのコントラストが際立っていて。自生ではなく、種を蒔いたのではないかと想像している。

月と桜

 東京の桜も絶頂を迎えている。夜、見上げるとぽっかりと月が浮かんでいた。これが多分最後のチャンスと考えて、多重露出で撮ってみた。E-5にZD50-200という組み合わせ。使い慣れているので一番しっくりくるのだった。月は望遠端で撮ったから35ミリ換算400mm相当ということになる。本来は三脚が必須だけれど、楽をして手持ちで撮った。それでもなんとか撮れてしまうのは、強力な手ぶれ補正のおかげ。4日は皆既月蝕だから、E-M1でインターバル撮影と考えていたが予報では無理のようだ。これから天気は崩れて来そうで残念。「花に嵐」の例え通りだ。

夜桜二題

 月と桜の古木。いずれも綺麗なのだが同時に撮るのは難しい。多重露出ならそれぞれ露光時間を変えて撮ればいいのだけれど。夜風に揺れる桜を止めて撮るには一定のシャッタースピードが必要。そのためにISO感度を1250まで上げてみた。そうなると月は露出オーバーになってしまう。一方の枝垂桜は街灯のおかげで露出面で苦心することはない。まだ植えられて日が浅い木だから、今後の生長が楽しみだ。