きょうの雪だるま

 東京が45年ぶりという大雪になった翌朝。子どもらが大喜びで雪だるまを作って遊んでいた。時ならぬ天からの贈り物。一方、大人は雪かきに大わらわだった。

ターナー展

 教育テレビでターナーの特集をやっているのを見て、突き動かされるような衝動に駆られた。東京都美術館は初めて(美術館に行くなんて何年ぶりなんだろう)。風景画家としてあまりに有名であり、英国最高の巨匠といわれるターナー。ロンドンのテート美術館所蔵の油彩、水彩、スケッチなど名品の数々が企画展示室のB1から2Fフロアにわたって展示されていた。それは圧巻であって、離れて眺め、細部を検討、さらに解説を読む作業を繰り返す。集中度を高めるのにもエネルギーを消耗、後半は疲れてしまったほど。荒々しい波の表現が心を打った。海戦・水葬・嵐といずれの絵も素晴らしい。ターナーの道具箱も展示してあった。当時、顔料は豚の膀胱を容器にしたものが使われていた。たった一つ、発明されたばかりの絵の具チューブが収められていた。おそろしく高価であったに違いない。テレビで紹介していた蒸気機関車の絵は展示がなかった。これは残念だった。線路の先の方を走っている兎の姿が見たかったのだが。

銀杏と神社

 季節はめまぐるしく進行、師走に入った。もみじの紅葉もほぼ終了、街路樹の銀杏が黄色く染まっている。青梅街道沿いの銀杏もきれいだが、地元の小さな鎮守社も傾きかけた日差しを浴びてはっと息をのむ美しさだった。それを表現するのにXZ-2のアートフィルター「ジオラマ」の力を借りた。コントラストが極端に誇張されている。

沖縄デザイン

 イベントで出かけた渋谷ヒカリエ8F d47MUSEUMで見かけた沖縄の物産。沖縄をデザインの目線から紹介するトラベルガイド『d design travel 沖縄』発売と連動した企画展だという。一つ一つの展示が雑誌の1ページであるかのようなセンスを発揮している。

四谷見附橋

 所用があってJR四ッ谷駅で待ち合わせ。乗り換え以外では使わないので地上へ出ることも滅多にないけれど、桜の季節は実に美しい。今頃は橋の手すりに絡み付いた蔦植物の緑が鮮やかだ。橋の名は「四谷見附橋」といって、隣接の迎賓館とデザイン的に調和するようにネオ・バロック様式の装飾が施されたという。似た感じの橋灯が代官山の旧山手通りに架かる橋にも見られる。