勝沼ぶどう郷

 勝沼ぶどう郷は甲府盆地の東の外れというロケーション。駅から甲州市勝沼ぶどうの丘に向かって歩いていくと、葡萄畑と点在するワイナリーが迎えてくれる。こんな土地柄だから、マンホールの蓋のデザインも凝っていて楽しい。桜の季節には駅が花びらに包まれる。

東京府のマンホール

 杉並区和田3丁目、蚕糸の森公園前の青梅街道沿いにあるマンホールの鉄蓋。昭和10年(1933年)頃に街路整備された際に歩道上に設置されたものらしい。東京府は1868年から1943年まで存在していた日本の府県の一つ。センター部分の意匠が東京府独自のもの。現在のものと比べると一目瞭然ながら、普通の人は知らずに歩いていると思います。蚕糸の森公園は昭和55年(1980年)に筑波研究学園都市に移転した旧農林水産省蚕糸試験場の跡地に造られた公園。

遠野にて

 東北沿岸を巡る旅に出て、途中の遠野市を歩いていて見つけたマンホールの蓋。遠野物語の舞台でもあるし、民話の宝庫。その代表が河童伝承。町を歩けばノスタルジックな建物にも出会う。何枚も写真を撮った中でピックアップするのがこれ。なんだか町の雰囲気を表しているとも思うから。

梅にウグイス

 ようやく寒気も緩んで梅の花が綻んだので、庭先のを撮影。梅といえばウグイスが定番。青梅市の吉野梅郷あたりではマンホールの意匠もこれだ。マンホールの蓋には地域性が現れているので、旅先ではよく撮ったりする。あとで眺めると旅の思い出が甦ってくるのだった。