皇居の土筆

 国会前庭から下って桜田門の方に向かう途中で見つけた土筆。桜田濠の外周にあるが、柵の中にあるので摘む人はもちろんいない。というわけで伸び放題なのがやや勿体ない気もする。田舎に住んでいた頃は野山に自生しているのを摘んで家に持ち帰った。袴をむしると爪が黒くなったことなど思い出す。水に漬けてアク抜きした土筆は、母の手でおひたしや煮物に化けたものだ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です